仕事をしていて、主任として、今の自分に何ができるかということをよく考えます。


 社会福祉士の資格を取ったときは意気込んでいて、あれもしなきゃ、これもしなきゃと気持ちばかりが先行して、結果、できなかった時には周囲の職員を責めていたような気がします。


 あいつのここが悪い、あいつのせいでよい結果が出ない、悪影響が出るんだということばかり考えていたような・・・。


 10月の研修もすごく刺激になったのですが、それ以上に刺激的だったことが6月くらいにありました。

自分が担当をしていた企画に副担当の職員が無断で参加していたことが大問題になったことがあったのです。


 副担当の職員が参加するということを一言上司に報告すればよかったことなのですが、それをしていなかったことをまず責められました。


 俺もわかっていて参加させてしまったことが一番よくなかったと思うのですが、問題はエスカレートし、上司の矛先は副担当の職員に向いてしまいました。

 俺よりも一回り年上の女性職員なのですが、日頃から言動が雑だったこともあり、それを正すいいきっかけになると、上司達はそこを徹底的に直そうとしたのです。


 そうなると今度は、その職員を更正させるために、直属の上司(俺や課長)が彼女をどう育成するかということが問われますよね・・・。



 課長は俺の言うことを聴け!というタイプ。

課長は経験もあり、利用者の対応についてはすごい!と思うことがたくさんあります。


でも・・・。何か協議をしようとするとき、自分の気持ちが先行して、あれこれ理由をつけて言いくるめようとするところや、とても極端な話しをするので何の話をしているのか焦点がわからなくなってしまうところが、なんとなく俺は素直に話を聴けなくて・・・・。

 そのときの女性職員に対しても、課長は自分の考えどおりに動いてもらおうとして、俺と一緒に強引に進めようとしたのです。

 

 今までそんなふうにやってきて、反感を変われてきていたので同じことをしてもだめだと思い、相手に変る事を求めるより、自分がまず変ろうとする姿勢を見せなきゃだいけないんじゃないか、という話をしました。

 

 その後もこのことについては少しやり取りがありましたが、このことが自分にとっては大きなきっかけだったように思います。


 この時に、課長に話をしながら、まず自分が変らないとと言い聞かせていました。


 自分が正しいと思うことを言うことだけではだめです。

 一人では仕事はできません。

 周りから賛同を得なければ、チームは動かないのです。

 周囲と協力しながら、動きを作っていくことが俺の自分の仕事だと思ってやっています。

 

 笑われるくらい、基本的なことかもしれないですけどね。